榾火山の会

(ほだびやまのかい)

大普賢岳  山行報告

参加者   OM(単独)
2024年11月5日
富士写ケ岳(石川県)例会が雨天予報で中止にしたので、雨天予報が出ていない大峰山脈奥駆道の一座の大普賢岳に登る事にします。前日は道の駅宇陀路大宇陀に車中泊して、和佐又ヒュッテ下の無料駐車場まで車を走らせます。駐車場には先行車が2台有り一人の方が出発していきます。上空は青空で11月なのに暖かい中を出発します。和佐又ヒュッテを横目に道路を登り続けキャンプ場まで来ると数張りのテントが張られています。登山口から穏やかな道を登り、和佐又のコルから尾根を登り始めます。木々は紅葉していますが、何となく冴えない感じですが、登山道が西に向かって巻き道になるとシダンノ窟等が現れて来て笙ノ窟で一息入れます。見上げると垂直の大岩壁が広がって水滴が雨の様に落ちて来ます。


和佐又ヒュッテ横の案内板              笙ノ窟
岩から染み出す水を受けるボウルが置かれている所からすると降っているのは木々からの雫だけではないのかな?。日本岳への分岐まで岩場を登り切り、ホッとしますが直ぐに本格的な梯子、鎖場が次々と現れて来てすっかり疲れてしまい、奥駆道の稜線に飛び出した時はやれやれです。大普賢岳山頂に先行者は誰も居ませんが、日出ケ岳等の大台の山々を初め、山上ケ岳、稲村ケ岳、八経ヶ岳等大峰の山々が目の前です、山岳同定をしている間に単独の方が登って来られましたが、写真を撮ったらすぐに下山していきます。

階段                           大普賢岳に到着


山頂より稲村ケ岳(中央)、山上ケ岳(右)                        七曜岳への鎖場
国見山までは笹に覆われた良い感じの尾根ですが、国見岳から七曜岳までは本日2番目の鎖場等が続きますが地図上の距離の割に時間が掛かるのに納得です。七曜岳の狭い岩の山頂には先行者が1人休憩中で、挨拶後直ぐに下山して行かれます。此処でも山頂独占し、一息入れて無双洞に向かって下ります。

七曜岳                                                                              水簾の滝
初めは急坂でやがて紅葉が残っている良い感じのなだらかな尾根になりますが、無双洞への最後の下りは急斜面の九十九折の道になっています。落ち葉に覆われて分かりにくく、ピンクテ-プが無いと迷う所です。下り切った無双洞の沢を渡り、水簾の滝を眺めながら一息入れます。これから和佐又のコルまで急登が有る巻き道でかなり疲れているので心配です。心配した通り石灰岩帯になると大岩に鎖、鉄筋のステップが有る急登が始ります。
途中の底無井戸を観に行ったのですが、道標は有ったので周囲を見渡しますが見つからない(多分足元を下った所に有ったのでしょうが、少し下で探した時にそれらしい洞窟が有ったので、改めてきちんと探さなかった)のでそのまま登り続け水平の巻き道に登り着き、和佐又のコルに到着。和佐又山に登るつもりでしたが、最後の急登にエネルギ-を吸い取られてしまい残念ですがパスして駐車場に戻って来ます。予定よりは早く降りて来ましたが、これから車での長い時間が待っています。

和佐又峠に戻って来ました             大普賢岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
和佐又ヒュッテ下無料駐車場(6:55~6:37) →登山口(6:53)→和佐又のコル (7:05)→笙ノ窟(7:46~7:56)→大普賢岳(9:00~9:18)→国見岳(9:58)→七曜岳(10:39~10:50)→無双洞(11:47~12:10) →和佐又のコル(13:43) →登山口(13:53)→和佐又ヒュッテ下無料駐車場(14:03)