榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   岡田(単独)
2024年11月21日
今月5日の大普賢岳~七曜岳に続いて大峰山脈の山上ケ岳~大普賢岳間の往復です。前回同様に車中泊ですが今回は道の駅吉野路黒滝です。日の出前約1時間前に五番関への登山口に到着しますが誰も駐車して居ません。空には北斗七星が輝いていますので予報通り好天になりそうです。ヘッドランプを点けて登り始め暫く登ると五番館の女人結界門に到着。此処から大峰奥駆道に入ります。


五番関の女人結界門を潜り             朝日が出て来ました

道は稜線の北側を巻く様に登って行き、途中崩れかけた所は有りますので注意が必要です巻き道が終わると、途中岩場の急登は有りますが概ねなだらかな上り下りで洞辻茶屋に到着しまが、現在はこの山での修行期間外ですので誰も居ません。此処からしばらく登ると階段と岩場が続く急登が始りますが、洞辻茶屋に着く頃から周囲はガスに覆われ薄暗い中を登り続けます。途中で西の覗の横を通過しますが、此のガスでは何も見えないので下山の時に寄り道する事にしてそのまま通過してしっかりと扉が閉じられた宿坊を通り抜けて大峰山寺に到着します。


洞辻茶屋に到着                 山上ケ岳三角点

寺から少し登ると山上ケ岳の三角点が有るのでそこに寄り道してから大普賢岳への奥駆道に入ります。本来なら今日の目的地の大普賢岳が見えるはずですが、今日は全く見えないので幸か不幸かと言えば「幸」の方かも。小笹の宿は水が流れていて避難小屋が有りますが3~4人は泊れそうです。次の女人結界門は弥陀ノ森分岐に有るのですが、はっきりとした道に誘われ真っすぐに阿弥陀ノ森山頂まで登ってしまい、間違いに気付き慌てて方向転換して脇ノ宿跡まで降りて来ます。此処で一息入れて大普賢岳への最後の登りに掛かります。

稜線の東側からガスが沸き上がって来ます       大普賢岳に到着

東側の谷からガスが沸き上がって来ますが上空は青空になってくる中を登り大普賢岳へ到着します。前回は360度の大展望でしたが、今回は西側だけガスが取れて来ましたが山上ケ岳はガスの中で残念です。此処迄5時間半でやっと半分、長い帰り道ですが気を取り直して大普賢岳山頂を辞します。脇ノ宿跡を通り、今度は正しい道を辿り阿弥陀ノ森分岐の女人結界門を潜りますが疲れが出て来てペースが落ちて来るのが分かります。何とか午後2時までに山上ケ岳まで戻りたいので疲れた体にムチを入れて先を急ぎます。小笹ノ宿を過ぎてしばらくの所で本日初めて単独の方とすれ違いますが、この時間にどこに行くのかと思いましたがしばらくすると引き返して来られ、あっさりと私を追い越して行かれるので、暫くは付いて行きますが諦めて今までのペースに戻ります。思ったより時間が掛からずに山上ケ岳まで戻って来たので大休止して下山に備えます。

山頂より辿って来た稜線、山上ケ岳は雲の中    西の覗の絶景

少しガスは薄くなった様で、一瞬大普賢岳が見えて写真が撮れたのですが直ぐに隠れてしまいます。下山時に立ち寄る予定の西の覗もガスに覆われていると予想していましたが幸運にもガスが晴れて絶壁が見えて来ますが、疲れているので安全を期して鎖の所までは下りず写真撮影して下山に掛かります。

駐車地から僅かに残った紅葉            山上ケ岳~大普賢岳ル-ト図()クリック拡大

下りは濡れている階段、落ち葉も有り、岩場も乾いて居ないので滑らない様に気を引き締めて歩き続け五番関の女人結界門まで降りて来るとヤレヤレです。下山した駐車場で熱いコ-ヒ-を飲むと長丁場が終了した実感が湧いてきますが、これから4時間の運転が待っています。

コ-スタイム
五番関登山口(5:30~5:39) →五番関(6:00)→洞辻茶屋 (7:27~7:35)→山上ケ岳(8:34~8:42)→小笹ノ宿(9:17)→脇宿(9:57~10:05)→和佐又分岐(10:55)→大普賢岳(11:00~11:13) →脇宿(11:53) →阿弥陀ノ森分岐(12:11)→小笹ノ宿(12:42)→→山上ケ岳(13:38~13:51)→西の覗(14:03~14:09)→洞辻茶屋(14:41) →五番関(16:00)→五番関登山口(16:11)