参加者 OM(単独)
2024年12月2日
大峰奥駆道の北半分、吉野~八経ヶ岳までのルートは行者還岳~七曜岳が繋がって居ないので今年中に繋ごうと12月3日に計画しますが、登り口の国道309号線が3日に冬季閉鎖されるとの情報で最終日の2日は好天予報なので登る事にします。自宅から3時間程で登山口に到着し広くなった道端に駐車しますが平日ですので私の車だけです。法面に取り付けられた急な鉄階段を登り始めます。
此処から登ります P1458より新雪の弥山・八経ヶ岳
急な支尾根ですが九十九折の道は歩き易く清明ノ尾出合まで登り着くと正面に大普賢岳のギザギザの峰が顔を出して来ます。清明ノ尾のなだらかな尾根は登るにつれて週末の寒波で降った雪が現れて、七曜岳への稜線も白くなっていますのでアプロ-チシューズでの岩場等の通過が難しくなる可能性が有り、チェ-ンスパイクを持って来れば良かったと後悔しますが後の祭りで、行ける所までと思い登り続けます。登り着いたP1458からの弥山・八経ヶ岳は新雪で白くなっています。なだらかな稜線は南向きの斜面は殆ど溶けていますが北向の斜面はしっかりと残っていて靴がスッポリと沈むほどの所も有りますが、幸い凍った所は無いので何とかなりそうです。
行者還避難小屋からの登りは木製の階段が続きますが踏面には溶け掛かった雪が積もっており、下る時に滑落する可能性が有るので雪を払いながら登ります。当初、行者還岳は帰路に立ち寄るつもりでしたが、元気な内立ち寄ります。行者還岳山頂の積雪は5cm程で、土・日に登られた方々の足跡が多数残っています。今日は快晴で稜線上は風が有り寒いですが、風が無い所では陽射しが暖かく、右手は展望が有るので大台ケ原方面の山々、大普賢岳を眺めながら七曜岳への稜線を辿りますが、最後の岩場、梯子が点在する登りは雪が溶けておらず滑りにくいので助かります。
七曜岳への岩場には新雪が残っています 七曜岳山頂
登り着いた七曜岳の岩も雪に覆われていますが、乾いた所に腰かけて一息入れます。
下りは滑りにくいとはいえ滑ると大事ですのでプロテクタ-を嵌めたストックを収納して慎重に下ります。
七曜岳より稲村ケ岳(左)、山上ケ岳(右奥) 帰路、行者還避難小屋より行者還岳
予定よりかなり早く国道まで下山し、丁度出発しかけた「なにわ」ナンバ-の女性単独の方と少しお話をしますが、彼女も国道閉鎖直前の今日大阪から来られ行者還岳まで往復されたとの事。帰路は往路と同じ東側からの道は午後3時までは工事中の通行規制で通れないので西側の天川村へ抜けて帰ります。
降りて来ました 行者還岳~七曜岳ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
国道309号線No.90ポスト登山口(7:55~8:02) →P1458(8:52)→行者還避難小屋 (9:28)→行者還岳(10:04~10:11)→七曜岳(11:13~11:33)→行者還避難小屋(12:33~12:42)→P1458(13:22)→国道309号線No.90ポスト登山口 (13:54)