榾火山の会

(ほだびやまのかい)

横山岳  山行報告

参加者   OM(CL)、IS、NK、MN
2024年12月18日
予定では岐阜県の大日岳を予定していましたが、大日岳付近は大雪で、平日のトレース無しのル-トでは山頂までまず届かないと思い、雪が少ない横山岳にします(最も横山岳も予想外の積雪で山頂まで届かずに戻って来ましたが)。登山口付近の国道303号線は薄っすらと雪が見られます。霧雨模様の中出発し、林道を少し遡った登り口から登り始めます。


出発です                      登り口から直ぐ渡渉します
最初の渡渉を終えると急登が始りますが溶けかけた雪で崩れかけた登山道はドロドロでの状態でストックを地面に突き立ててながら登ります。少し登ると九十九折の道になり支尾根に登り着きますが、雪はまだら模様で期待していた雪はまだ見られません。しかし登るに連れて雪は徐々に増えて来て東尾根のP722手前まで登ってくると脹脛くらいになりワカンを装着します。周囲はガスに囲まれて薄暗い中を東尾根を登って行きますがP865.1ピーク(阿蘇岳)辺りからはグッと増えて膝下位となり今シ-ズン初めてのラッセルは先頭を交代しながらですが歯がゆい程ではかどりません。


ガスの中東尾根を登ります               急登のラッセルは厳しい

予想外の積雪でスノーシュ-を持ってくるべきだったと後悔しますがまたまた後の祭りです。東峰への急登になると膝上のラッセルとなり、ひそかに東峰まで行ければと考えていましたが、この調子ではそれも出来そうにないので午後1時半まで登るとメンバ-に提案し暫くは頑張りますが、上を見ると急坂が続いているのでくじけてしまい1時半にならない内に此処迄と宣言します。


残念ながら此処で引き返します          琵琶湖が午後の陽射しに光ってます
相変わらずガスに囲まれていますが幸い風が無く思った以上に暖かいので雪を踏み固めてゆっくりと昼食。昼食後は下山に掛かりますが登りに散々苦労して作ったトレースを駆け下りて東尾根登山口分岐まで降りて来ます。この頃になると天気は少し好転して傾きかけた陽に輝く琵琶湖、反対側には金糞岳が見えて来ます。


金糞岳が見えて来ます              林道に降りて来ました
東尾根登山口まではトレースは有りませんが、NKさんが飛ぶように下ったトレ-スを追い掛けて、滑らないようにゆっくりと登山口の林道まで下ります。下山後の林道歩きは何時の様に長く感じられますが、日没前に国道の駐車地に戻って来られました。想定外の積雪で山頂までは届かなかったのが残念ですが、今シーズンの雪山は雪がしっかりと有りそうで期待できそうです。お疲れ様。

戻って来ました                 横山岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
国道303号線金居原登山口(8:40~8:53) →登り口(9:00)→支尾根 (9:30~9:39)→P722(10:46)→P865.1(阿蘇岳)(11:39)→東尾根登山口分岐(12:04)→東尾根Co1110m付近(13:21~13:59) →東尾根登山口分岐(14:23) →東尾根登山口(15:27~15:33)→国道303号線金居原登山口 (16:15)