榾火山の会

(ほだびやまのかい)

冠山  山行報告

参加者  OM(CL)、IA、IS、NM
記録
2025年3月26日
14年前の4月初めに国道417号線塚白椿トンネルまでの開通を待って登った若丸山の後、ヒン谷を渡渉して坊主尾根からのル-トを計画しましたが2度雨天中止して以降は忘れていました。国道が開通した昨年は雪が少なくタイミングを逃してしまい、今年こそと意気込んでいた矢先の2月10日からの通行止めが有り、通行止め解除後の土日曜は駐車場の争奪戦に負けるのは分かっていましたので平日の今日になりました。


此処から登り始めます                冠ケ峠はもうすぐです
駐車地は先行車4台だけで余裕で止められます。晴天ですが昨日からの黄砂襲来で山はぼんやりとしていますが、初めからアイゼンを履いて登ります。Net情報の通り最初から急登の連続で、既に適期終盤に掛かっているので雪はかなり少なくなって所処地面が現れています。坊主尾根に登り着き更に急登をこなすとCo1020mのピーク。此処でやっと稜線の冠ケ峠が目前になって来ます。先行の単独の方とすれ違い冠ケ峠へのなだらかな尾根を辿ります。晴天ですが予想通り黄砂で遠望は効かず能郷白山もぼんやりと霞んでいます。

冠ケ峠より冠山                 山頂直下の雪壁を登ります
冠ケ峠からのなだらかな稜線はトレース上は快適に歩けますが、トレースを外すとザクザクの雪で沈み込みます。冠峠への下りの稜線には雪割れで根曲がり竹のヤブか立ち上がりかけています。


冠山山頂にて                   山頂より金草岳
この稜線で3パ-ティ-の先行者とすれ違いましたので此処からは我々だけの様です。冠平からの岩場は雪壁になっていますが、ステップが刻まれていますので簡単に登れますが、雪壁の穴からは勢いよく水が流れているのが見えます。雪壁が崩れ落ちるのは時間の問題でしょう。

雪壁を下降します         帰路、冠山をバックに
登り着いた山頂からは360度の大絶景ですが黄砂の影響でサッパリ。山頂を独占しながらのんびりと昼食後、ストックをピッケルに変えて柔らかいステップを崩さないように冠平まで下降し、一息入れます。午後になり雪は益々腐って踏み抜きながら下降し駐車地に下山。10年来宿題にしていた山が終了です。お疲れ様でした。

お疲れ様                        冠山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
冠山トンネル南口駐車地(8:30~8:45)→Co1220mピーク(10:52~11:00)→冠ケ峠(11:16)→冠平(12:05~12:11)→冠山(12:25~13:04) →冠平(13:18~13:22)→冠ケ峠(14:16~14:26)→Co1220mピーク(14:37))→冠山トンネル南口駐車地(16:05)

お疲れ様