参加者 OM(CL)、IA、MN 3名
記録
2025年4月4日
19年ぶりに積雪期の三重嶽南尾根から登り、湖北武奈ヶ岳へ縦走する予定です。3月20日頃の情報では林道には残雪が有ったようですので、半月後でも南尾根の細尾根部も少しヤブが出ている程度と思い石田川ダム駐車場に来て見ると周囲の山肌には殆ど残雪は有りません。おまけに天気予報に反して小雨が降り出しますので、止めて帰ろうかと思いますが、天気は徐々に良くなるだろうと考え直してカッパを着て出発します。矢張り林道には落石は有りますが殆ど雪は有りません。斜面化した個所があるだろうとチェ-ンスパイクを持ってきましたが全く不要です。
南尾根の登り口 急登です
林道からの登り口の法面脇のり登り19年前もかなり苦労したので、今回も最も難渋すると予想していましたが、登り口の法面脇にトラロ-プ張られていますので、ロープを掴んで登り始めます。法面脇を登り切っても倒木の急斜面が続き、灌木を掴み四つん這いで登ります。所々に古いテープが有りそれを辿ると支尾根に取付き、その後は急登ながら登り易くなりCo600m付近で雪が繋がって来ます。雪は昨夜からの雨で緩んでいますが、余り沈まないのでツボ足で登り、P686に登り着きます。
此処からP802までは尾根が細くなっているのである程度藪が顔を出していると予想していましたが、予想以上に融雪が進んでユズリハがしっかりと全身を現わしています。高度を上げるに従って藪はシヤクナゲの藪に変わります。此の辺りのシャクナゲは花芽が一杯付いて居ますので今年は満開になったら見ごたえがありそうですが今は煩わしいだけです。P802辺りから雪が繋がって来たのと緩やかになったのでホッとします。登り着いた三重嶽は生憎の曇天で霰が吹き付けて来ます、僅かに琵琶湖が見える程度でこれから辿る湖北武奈ヶ岳も雲の中ですので早々に湖北武奈ヶ岳へ向かいます。
山頂台地より三重嶽 三重嶽にて
此処からは高島トレイルですので所々に高島トレイルのテープが木に巻き付けられています。太尾P855付近で寒い中昼食。水谷別れ付近から雪は無くなり夏道を辿ります。その後も武奈ヶ岳北尾根分岐手前までは稜線上は雪が消えていますのでそこを選んで登り続けます。登り着いた湖北武奈ヶ岳の山頂にもトレースは無く我々だけです。赤岩山から石田川ダムへ下るルートは倒木が多く分かりにくいので、武奈ヶ岳北尾根分岐からワサ谷出合への尾根を下るつもりにしていましたが、時間が早いので予定を変更して赤岩山を経由して下ることにします。
湖北武奈ヶ岳より三重嶽 三重嶽~湖北武奈ヶ岳ル-ト図(クリック拡大)
予想した通り赤岩山からの道の雪は消えていますが、余り通られていない様でテープは所々に在りますが倒木を迂回する際に2回程ルートを見失います。その度にGPSで確認しながら無事に林道に降り立ちます。ダムの駐車場に戻ってくる頃には天候は好転して来ます。今日のルートはもう賞味期限切れです。お疲れ様。
コ-スタイム
石田川ダム駐車場(7:30~7:42) →三重嶽南尾根八王子谷橋(8:11)→P686(9:27~9:33)→三重嶽(11:16~11:23)→太尾P855(11:58~12:25)→水谷別れ(12:46)→武奈ヶ岳北尾根(13:42)→湖北武奈ヶ岳(14:17~14:32)→赤岩山西峰(15:02)→赤岩山(15:13~15:19)→林道(16:31)→石田川ダム駐車場(16:39)