榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IS、IS、KY、SH、YK   6名
記録
2021年1月11日
1月9日の大山・三平山の代替山行第2弾として今回は雪が多い山という事で、昨年2月に雪が少なくヤブ漕ぎしながら登った明王ノ禿へのバリエ-ションル-トを辿ります。今年は年末寒波の雪が根雪となっておりその上に8日からの寒波で、更に積雪量は増えているはずです。明王ノ禿まで届かない可能性も有りますが、その時はその時として実施する事にしました。今津付近から雪が降り出し、マキノスキ-場付近まで来ると本格的に降っており、新雪が積もり除雪車が除雪中です。道路は除雪されていますが、駐車出来そうな所はなかなかありませんが、側溝の水があふれて道路に流れだし雪が解けていて広くなっている場所が有り、そこに2台駐車。準備後少し上流の黒河峠入口でワカン、スノーシュ-を履き、降りしきる雪の中出発し、直ぐに罠の檻が有る所から尾根の末端に取り付きます。9日か10日の物と思われるトレースが微かに残っています。新雪は20cm程度で沈み方は少ないのでそこそこ快適ですが、ISさんが体調不調にて引き返すとの事で、ラッセルする人の現員は痛い。明王ノ禿迄も届くか?。尾根末端付近は昨年2月とはまったく異なり、細かな藪は全て雪に埋まっており、傾斜も緩やかでラッセルも楽ですが徐々に雪も深く、傾斜もきつくなりなかなか進みません。Co430mピク~を少し下って再び登りになりますが、此処から標高差80m程の登りは直登出来ない程の急傾斜でジグザグを切って登りますが、旧雪の上に30cm程の新雪が積もっており、体重をかけると1m程ズリ落ちる時も有り手に負えません。新雪を取り除きスノ-シュ-を蹴り込んで牛歩の様に登ります。後続メンバ-も手こずっているようです。

雪の中出発                     500m付近の急登は悪戦苦闘
何とか登り切ると傾斜も緩くなって来ますが、今までの急斜面で体力を消耗しなかなか進まず赤坂山までは黄色信号になって来ますが、この急斜面を下るのも危険が伴うので明王ノ禿まで登ればひょっとするとトレースが有るのではないかと思い直して相変わらずガスの中をゆっくりと登り続け、一旦緩やかになりますが直ぐに明王ノ禿への急斜面になりここは吹き溜まりで更に深くなります。

明王ノ禿への急登                   明王ノ禿に到着

明王ノ禿へ登り切りますがトレースは無く、周囲はガスで50m程先がかろうじて見える程度です。風は予想していた程吹いておらず、下りの行程を考慮してもギリギリ何とかなりそうなので赤坂山に向かいます。ガレ場の縁を慎重に下降したコルから膝下まで潜る雪の中を登り切ると午後1時半赤坂山に到着。昼食を摂っても何とか4時半までには下山出来そうです。山頂は数多くの足跡が有りますが今の時間帯我々が最後の登頂者です。

赤坂山に到着                     赤坂山山頂にて

昼食は樹林帯の風の無い所でと集合写真を撮った後すぐに山頂を辞します。下山はツボ足でも下れそうな踏み固められた状態のル-トとなり、Co700m付近で風を避けて遅い昼食。昼食後は青空が見える程に回復した天気の下、尻セ-ド等で遊びながら予定通り武奈の木平まで下山。武奈の木平の四阿はずり落ちた雪で4方が塞がれています。

武奈の木谷らの四阿は雪に埋もれかけ        武奈の木平付近から明王ノ禿

此処でISさんに電話して、下山予定場所と時刻を連絡します。武奈の木平から少し下ったP483.4m南東のCo480mから南東方向に八王子川と明王ノ禿からの沢の合流点に派生している尾根を下ります。下るにしたがって藪っぽくなりますが、積雪のお蔭で難なく下山。天候はすっかり回復してきました。

道路に下りて来ました               明王ノ禿~赤坂山ルート図(クリック拡大).

コ-スタイム
八王子川沿い道路の駐車地(9:05~9:17) →黒河林道入口(9:21~9:35)→Co.430mピーク(10:42~10:51)→明王ノ禿(12:50)→赤坂山(13:32~13:37) →粟柄越(13:48) →Co700m付近(13:55~14:19) →武奈の木平(14:50~15:02)→P483.4m南東のCo480mピーク(15:14)→八王子川と明王ノ禿からの沢合流点(16:12) →八王子川沿いの駐車地(16:20)