榾火山の会

(ほだびやまのかい)

蛇谷ケ峰  山行報告

参加者   OM(CL)、NK   2名
記録
2021年1月15日
今回は、登りのル-トとして2018年11月の例会下見で同年7月に辿った、朽木大野~植谷峠~須川峠~蛇谷ケ峰で、下りル-トは蛇谷ケ峰西尾根道を朽木大野に戻る周回ル-トで、会のメンバ-であるNKさんをお誘いしての山行です。朽木大野集会場の駐車場に車を置かしていただき、集落の道を少し戻りお墓の横から尾根に取り付きます。以前はジグザグを切る古い道を登りましたが、倒木が多く煩わしいので、末端から直登します。雪はチラホラ程度で年末からの雪はかなり少なくなっているようで、傾斜が緩んでくる辺りから雪に覆われて来ますがP535付近で10cm程度です。
此処からP792までは右側が杉林、左側は雑木林の急登で、若いNKさんはガンガン快調に登って行かれますので、息を切らしながら必死になってもついて行けません。杉林が切れると傾斜が緩やかになり、武奈ヶ岳方面の展望が開けて来ます。P792は積雪20~30cmで、ワカン、スノ-シュ-を履きます。風は少しあり休憩すると少し寒いくらいですが、真っ青な青空で春山の様相です。

大野集会場に駐車して出発              p792に到着

此処から正面に蛇谷ケ峰を見ながら進みますが、所々に3年前の台風による倒木が倒れ込んでおり邪魔します。植谷峠は造林公社の看板が有る付近の様で、昭文社の古い地図では分り易いのですが最近の地図では若干南にずれた様な表記で分かりにくくなっています。横谷源頭へはCo800ピークから南南東に派生した支尾根を下ります。下見時に取り付けた黄色テープ位置からトラバ-ス気味に尾根に乗り、テープを辿りながら少し下ると杉林の中に積雪が有ってもはっきり分かる掘割状になった古道が現れ、それを末端まで下降して横谷を渡渉後トラバ-ス気味に登ると須川峠。

正面に蛇谷ケ峰を見ながら進みます          横谷源頭に下りて来ました

峠の道標には「大野(難路)」となっており、確かに支尾根下部は明瞭な古道ですが上部は良く分から無くなっている上に道標など無いので大野に下るのは確かに「難路」で、道標に表記するなら「通行禁止」にすべきです。

須川峠に到着                  蛇谷ケ峰直下で振り返ると、釈迦岳、武奈ヶ岳

須川峠からは武奈ヶ岳~蛇谷ケ峰の通常ル-トを辿り最後の急登を登り切ると蛇谷ケ峰の山頂です。8名程の先着者が居られ、写真を撮って頂きます。残念ながら360度の大展望とはならず、伊吹山から北に連なる山々は雲に覆われていますが、高島トレイルの北から南までの山々、比良山系北部の山々の大展望が望むままです。

蛇谷ケ峰山頂より高島トレイルの山々            蛇谷ケ峰山頂にて

昼食後蛇谷ケ峰西尾根道を下り始めますが昨日か一昨日と思われるツボ足のトレースが有りそれを辿りながら一旦電波反射板が有る西峰に登り返して下ります。そのトレ-スはヤマレコのyoutoushaさんが14日に登山道の倒木等の整備で登られた時のトレースだと帰宅後分かりました。

蛇谷ケ峰西峰から本峰を振り返る           林道終点の蛇谷ケ峰登山口まで下山

登山道を遮る倒木は雪が有る場合は適当に迂回しますが、迂回するのが煩わしい倒木を切断し片付けて頂いたyoutoushaさん、有難うございます。林道終点の蛇谷ケ峰登山口の道標まで下山すると朽木大野集会場までは舗装された林道です。

 蛇谷ケ峰ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
大野集会場駐車場(8:07~8:17) →P535(9:30)→P792(10:15~10:26)→植谷峠(10:39)→横谷への下降点(10:55) →須川峠(11:23~11:30) →蛇谷ケ峰(12:40~13:13) →蛇谷ケ峰西峰(13:30)→P794(13:48)→林道終点登山口(14:37) →大野集会場駐車場(15:06)