榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IS、KY、SH   4名
記録
2021年2月24日
当初は国境スキ-場から乗鞍岳に登り山頂から南東に派生する尾根を下り国道161号線に下山する計画でしたが、国境スキ-場に向かう車の中で以前から積雪期に辿ってみたかった乗鞍岳北方稜線を縦走し駄口に下るル-ト(2019.11.24に同ル-トを歩いた)に変更する事をメンバ-の皆さんに提案し、了解していただいたので、ISさんの車を駄口の岩籠山登山口駐車場に回送します。国道脇の空き地に駐車し、最初からワカンを履きます(雪は締まっておりワカンの方が歩き易いと予想してスノ-シュ-は持参せず)
スキ-場の高島トレイルの登山道では無く以前の登山道入口から急斜面を鉄塔に登り、登山道に入ります。生憎の曇り空で小雪も待って寒く、雪は締まっておりワカンは殆ど沈みません。高島トレイルのルートに出合うと土・日曜日の物と思われるトレースが現れ薄っすらと雪に覆われています。トレースに従って登り切ると岩籠山から乗鞍岳に連なる稜線(乗鞍岳北方稜線)に飛び出します。

国道脇の空き地に駐車して出発            標高700m付近を登ります

曇り空ながら東には伊吹山から北に連なる伊吹山地の山々が薄っすらと望め、南側にはスポット照明が当たったように琵琶湖が光っています。前回よりもかなり早いペースで安心です。此処からはなだらかな登り下りの尾根で細かな藪は全て雪の下で快適に歩けます。特にP786.6への登りでは前回は灌木の藪で悪戦苦闘しましたが今回は楽勝です。

鉄塔付近より、これから辿る尾根           琵琶湖が輝いています

この頃になると青空が広がって来て伊吹山地の山々もはっきり見えるようになり、テンションも数ランク上がり昼食はP739.6でと目論みますが、「好事魔多し」の言葉通り大チョンボ発生。ピークから下りながら北東の稜線に乗るのが正しいルートですが、下りながら北の尾根に乗ってしまいました。車中で行き先を変更したため乗鞍岳から北の地形図を持参していなかったので、記憶とGPSの小さな画面で方向を決めてしまいました。25分ほど下った所で周囲の状況からおかしいと感じ、メンバ-のスマホで確認して誤りを確認しました。好天で見通しが効くので、このままもう少し下ってから方向転換して目的の稜線に登り返すことを考えましたが、基本通り引き返し40分程度のロスで稜線に復
帰。ついでに開けた場所で伊吹山地、琵琶湖を眺めながらのんびりと昼食にします。

P786.6を背景に。ポ-ズ               P739.6南側の広い尾根

昼食後は西側に杉、桧林の尾根を辿り646mのコルへの急斜面を下り、70m程登り返したP739.6南に広がる緩やかな尾根には大きなブナが混在して良い雰囲気で、前回もこの風景を背景に写真を撮りました。P739.6からの尾根の西側は大小のブナが混在するブナの回廊ですが、生憎西側は雪が余り無く、地面が露出した個所が多くなるのでこの季節しか歩けない東側の吹き溜まりを伊吹山地の絶景を眺めながら歩き、P677を越すと岩籠山の駄口からのルートに出合いますが、有るはずの道標は見えません。従って積雪は1.5m程有るのでしょうか。

P739.6付近よりこれから辿る尾根           駄口への分岐に到着

此処からは2月13日に登った岩籠山の登山道を下って駄口の駐車場に下山しますが登山道の雪は2週間前からかなり減っています。今日は好天気の下念願だった積雪期の乗鞍岳北方稜線を縦走出来て満足の一日でした。

下山時標高540mから辿って来た稜線を振り返る     駄口の登山口に到着

 乗鞍岳北方稜線ルート図(クリック拡大)

 

コ-スタイム
国境スキ-場付近の国道脇(8:35~8:45) →稜線(10:10)→P786.6(10:48~10:53)→昼食場所(11:33~12:03)→P739.6(13:13~13:20)→駄口への下降点(13:57~14:04)→駄口、岩籠登山口駐車場(15:09)