榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IA、KY、SH、YK
2021年8月11日
前日は恵那市の笠置山に登るつもりでしたが、雨の予報で笠置山は断念し、大桑村村営のぞきど森林公園キャンプ場に向かいます。中津川ICから北を見ると雨が降っている様子で少し心配です。市内のスーパ-で食料の仕入れ中ににわか雨に振られましたが、その後は青空が現れ一安心。到着したキャンプ場の3棟有る5人用ケビンは満室の様子です。ケビン内は清潔で、女性陣は2階、私は1階に振り分け、アルコ-ルを飲みながらの夕食後、明日の打ち合わせをして就寝。朝4時半起床時は周囲はガスで何も見えません。私は1階でしたので気付きませんでしたが、夜中は雨だったとの事。キャンプ場から1時間弱で登山口に到着。3台程駐車できるトイレの有る道端に1台先行車が駐車しており、我々もその横に駐車。周囲はガスですがその内に晴れるでしょう。登山道は最初から急な尾根を小さくジグザグを切りながら登って行きます。

林道の登山口に駐車して出発            御嶽山、乗鞍岳も見えて来ます

登山口には風越山の由来が書かれた案内板が有り、かつては畜産用の草刈り場が有ったとの事ですが、「カヤト境」の道標の有る辺りから上部のなだらかになった尾根に草刈り場が有ったのでしょうか?。道端にはホトトギス、フシグロセンノウ等が現れ、登り続けると「森の妖精」レンゲショウマも姿を現わします。

最初のレンゲショウマの株               森の妖精レンゲショウマ1

既に落花した物も有りますが、はかなげな薄紫の花は正にその名の通り「森の妖精」です。登山道に戻りCo1500m付近で南側の樹間から恵那山、南木曽が見えだし、尾根が緩やかになるとカヤトの丘に到着。

 カヤトの丘から恵那山、南木曽岳、小秀山、御嶽山の山々

ブル-シ-トが掛けられた避難小屋が有り、南~西側に広がる阿寺山系の山々の後ろに裾野を広げた御嶽山が圧倒的な存在です。山頂まで30分の道標を横目に、なだらかな尾根を辿りもう1ケ所の森の妖精に挨拶して風越山の山頂に到着。

薄紫色の森の妖精も陽が当たると華やかな紅紫色へ

三角点は有るのですが尾根の途中に設置された感じで山頂とは思われません。展望の無いのでもう少し先の中央アルプス展望迄足を延ばします。展望台からは見上げるばかりの三ノ沢岳とその後ろに宝剣岳、木曽駒ケ岳が聳え立っています。

展望台から木曽駒ケ岳、宝剣岳、三ノ沢岳       展望台にて

時間は十分有るので山頂から敬神の滝方向に延びる尾根を200m程下った所の群生地を訪ねることにします。分岐で、登って来られたyanoさん(ヤマレコ)から妖精の情報をお聞ききし、モミ、檜の巨木が点在する急な尾根の踏み跡を下り群生地に到着。下生えが少なく比較的すっきりしたなだらかな斜面には妖精の株は多いのですが余り花をつけていません。それでも全員可憐な妖精の撮影に夢中です。

群生地にて、レンゲショウマを前景に           群生地のレンゲショウマ

一通り撮影が終了し満足したので登り返しますが、気が緩んだ後の急登は堪えます。敬神の滝分岐まで登り返すと、後は下るだけですので、妖精に別れの挨拶をしながらBコ-スに入ります。此のコ-スはAコースの様に一直線に登るのではなく、山腹を巻く様に辿る道も有る比較的緩やかなしっかりとした登山道で、Aコ-スの登山道より古くから有る様です。かつては刈り取った牧草を運んだ道なのでしょうか。

下山路のユウスゲ                   お疲れ様

 風越山ル-ト図(クリック拡大)

下山した林道には車が増えており数台の車が路上に駐車しています。めざめホテルで入浴後は長い帰路が待っています。

コ-スタイム
登山口駐車地(6:10~6:23) →カヤトの丘(8:03)→風越山 (8:54)→中央アルプス展望(9:00~9:25)→敬神の滝分岐(9:36)→Co1480m付近の群生地(10:10~10:24)→敬神の滝分岐(11:08)→カヤトの丘(11:39)→オオマキ(12:26) →登山口駐車地(12:46)