榾火山の会

(ほだびやまのかい)

佐武流山  山行報告

参加者   OM(CL)、IA、YK
2021年9月25日
佐武流山と鳥甲山の2座を目指して秋山郷に入りますが、天気予報通り今にも降りそうな天気です。当日の朝窓から覗くと、山の方はガスが掛かっています。全行程は最大で12時間予定していますので朝食はおにぎりにして頂き、起床後それを食べた後、先日下見をしておいたドロノキ平に向かいます。薄明るくなった道路脇に駐車し空を見上げると月が輝いています。予報より好天が期待できるので急いで準備後出発。今日はアプロ-チの登山道がドロドロになっている予想と、檜俣川の渡渉が有りますので長靴にします。檜俣川林道への登山道は昨日の雨でもドロドロになっている様な所は無く、歩き易い道を檜俣川林道へ登り付き中津川林道の分岐を辿り、これから登る水無尾根と月夜立岩が聳え立っているのが眺められるカーブまで来ると直ぐに檜俣川下降点です。10分ほど下るといよいよ渡渉点です。

登山口付近の道路に駐車して出発         靴を脱ぎ、ズボンをたくし上げて渡渉準備

昨日の雨にもかかわらず水量は変わらない様です。私は長靴ですのでそのまま渡渉し、女性陣は靴を脱ぎ、膝までたくし上げて難なく渡渉完了。カラマツ林の穏やかな登りは直ぐに山腹をジグザグに登る急な登山道になりますが笹は刈り払われて歩き易くなっています。物思平から少し登ると、コメツガ、ネヅコの大樹が有る細い尾根になり、木の根が邪魔して歩きにくくなり、数か所山腹を巻く様にロープが張られた上り下りも有り、結構疲れます。

ワルサ峰への登りはロープ場も有る             ワルサ峰へ到着

ワルサ峰(地元のパンフレットでは悪沢峰)に登り着くと東側の展望が開けて苗場山とそこから西赤沢源頭に連なる稜線が目の前ですが、生憎少しガスが掛かってぼんやりしています。此処まで登る途中で単独行の方に追い抜かれ、更にここで休憩中にも追い抜かれます。此処からは東側が開けた尾根になり登山道の笹は綺麗に刈り払われており大変歩き易い。刈り払って頂いた地元の方に感謝します。2000m付近からは紅葉が始まっており、予想しなかった秋が突然現れて秋の始まりを実感します。山頂にはワルサ峰で追い抜かれた単独行の方が昼食中です。長野の方との事で少し山のお話しをします。此処でも東側から南側はガスに覆われて遠望は有りませんが北側が晴れており、当初の予報より好転しており贅沢は言えません。

2000m付近からは紅葉が始っている        佐武流山山頂にて

単独行の方は先に下山され、我々も下山に掛かります。もう今の時間帯に登ってくる方は居ないと思っていましたがワルサ峰までの下山道で単独行の方とすれ違います。今日の佐武流山の登山者は6名になりました。順調に檜俣川下降点まで下降し、再度渡渉後林道まで登り着くと後は安心の林道を残すのみ。檜俣川林道を戻り午後4時過ぎに無事にドロノキ平登山口に到着。

ワルサ峰の左に明日登る予定の鳥甲山          苗場山も八菊見えて来た

ドロノキ平への下山口まで戻って来た           お疲れ様

ロートルパ-ティにも関わらず予定時間より早く下山出来、更に駐車地のすぐ横のパイプから迸り出る冷たい水で喉を潤し、ホッとします。この水を明日の鳥甲山の飲料水にと詰めたのですが、宿に帰って鳥甲山に登る日の天気予報をン九人すると朝から雨の予報で、残念ながら鳥甲山は断念し来年の楽しみに残しておきます。

 佐武流山ルート図(クリック拡大)

コ-スタイム
ドロノキ平駐車地(5:20~5:28) →檜俣川下降点(7:00)→檜俣川渡渉点 (7:12~7:26)→物思平(8:14~8:22)→ワルサ峰(9:15~9:23)→西赤沢源頭(9:56)→坊主平(10:10)→佐武流山(10:59~11:28)→坊主平(12:01) →西赤沢源頭(12:09) →ワルサ峰(12:41~12:51)→物思平(13:32)→檜俣川渡渉点(14:14~14:28) →檜俣川下降点(14:43)→ドロノキ平駐車地 (16:10)