榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IA
2021年11月13日
以前、例会として企画しましたが、雨天で中止したルートに桑谷山のアスナロ林を観に行くルートを付加しての周回ル-トです。能見川林道の広くなった道端に駐車し、少し下流の橋の袂の祠が有る所から取付きます。初めは檜と雑木の混合林の急登ですがブナが現れ始めると傾斜は緩やかになり、P857に到着し一息つきます。P857からの尾根は樹間から愛宕山が望める所も有り、登り切ると今年の5月にサルネンエビネを見に来たコウンド(光砥山)山から広河原下之町へ派生している尾根になり、右折すると直ぐにコウンド山に到着。山頂には新しい山名標がぶら下がっていますが枯れた杉にぶら下がっていた山名標は見当たりません。樹間から直ぐ近くに武奈ヶ岳も望め、比良山塊の稜線の上には霞の中に伊吹山も頭を出しています。

取付いた尾根の上部はブナも現れて来る         コウンド山に到着

此処からP927までの稜線も緩やかな稜線で左側は京大演習林の山域ですが、立ち入り禁止でなければ以前様の様に歩い廻ってみたい山域です。P927からは天狗岳から南に派生する尾根に合流しフカンド(深洞山)へ向かいます。尾根を間違えて東方向に下りかけ慌てて戻りますが20分程度のロスで毎度のイケイケドンドンの悪い癖が出てしまい気を引き締めます。

フカンド山への稜線の大杉にて           フカンド山への稜線から経ヶ岳と三重嶽(奥)

フカンド山の手前の樹間から山々の間になだらかな山が見えて来て、気になかったのでIさんにスマホアプリで調べて頂いた所、滋賀県と福井県県境の三重嶽と分かります。何時もなら撮影しておき帰宅後カシバ-ドで山名同定をしていたのですが、即時に同定出来、感激です。私もソフトをインイト-ルしよう!!。フカンド山の山頂は16年前の写真では笹に覆われていますが、現在では笹は全く在りません(この山域全般で)。

フカンド山山頂にて                 久多峠に降りて来た

此処で昼食後久多峠へ下ります。峠の道路は現在舗装補修の工事中で工事車両と大阪ナンバ-の車が1台置かれています。工事用車両の後ろから桑谷山に登り始め、少し登りP801の手前辺りからアスナロが現れて来ますが林を成すほどでは有りません。P801の送電線鉄塔に登ると東側の展望が開け比良山地の山々が望めて、今日唯一の展望台です。

送電線鉄塔より比良山地方面         送電線鉄塔上部から辿って来た尾根が見えて来た

少し登り次の鉄塔付近で今日辿って来たフカンド山の尾根も見えて来ます。登り着いた桑谷山東峰から三角点の有る西峰までは今までの歩き易い道から一変し、杉とアスナロの幼木、灌木のヤブ気味の道になりますが西峰に到着。少し前より足が痛くなって来たのですが後は能見川林道までは下りだけですので何とかなるでしょう。所が下りの尾根も上部は杉とアスナロの幼木のヤブが頻繁に有りすっきりした尾根とはいきません。

アスナロの林を下る               急斜面を下って能見川林道へ

下るにつれてヤブも少なくなりCo680m付近でアスナロの林になり、それ以降は杉林の急斜面を下降し、能見川林道に着地。少し林道を戻り駐車地に戻ります。紅葉は終わっており残念でしたが、以前から温めていたル-トを周回出来たので良しとしましょう。

コウンド山~フカンド山~桑谷山ルート図(クリック拡大)

コ-スタイム
能見川林道駐車地(7:55~8:00) →P857(9:00~9:07)→P856 (9:30)→コウンド山(10:05~9:18)→P927(10:50)→フカンド山(12:10~12:35)→久多峠(13:10)→桑谷山東峰(14:12) →桑谷山西峰(14:34~14:48) →能見川林道(15:50) →能見川林道駐車地(15:55)